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コロナ後遺症外来(TMS:経頭蓋磁気刺激療法)

ブレインフォグ、慢性疲労、うつ状態に対する新たな治療の可能性

高円寺整形外科では、特にブレインフォグや認知機能障害、慢性疲労、うつ状態に対して最新の治療機器である経頭蓋磁気刺激療法(TMS)を導入しました。TMSは、磁気パルスを使用して脳の特定の領域に直接作用し、神経細胞の活性化を促進する非侵襲的な治療法です。この新しい治療法は、これらの症状に苦しむ患者様に対し、より効果的な改善を提供することを目指しています。

神経系のコロナ後遺症

 

COVID-19感染後に多くの人が経験するブレインフォグ(思考のぼんやり感) 、慢性疲労、うつ状態などの後遺症は、脳の炎症反応や中枢神経系の機能障害によって引き起こされると考えられています。感染は、ミクログリア細胞の過剰活性化を促し、脳内炎症を発生させ、その結果神経細胞の萎縮や脳血流の低下をもたらします。これにより、認知機能の低下や精神的な不調が引き起こされると考えられています。

この背景から、TMS(経頭蓋磁気刺激療法)が注目されています。TMSは、磁気パルスを使用して脳の特定の領域に直接作用し、神経細胞の活性化を促す非侵襲的治療法です。この方法により、萎縮した脳神経を刺激したり、脳血流の改善が期待され、ブレインフォグや慢性疲労、うつ状態などの症状の緩和が期待されています。

TMSとは

 

経蓋磁気刺激法(TMS)は、磁場を用いて非侵襲的に脳の特定の部位を刺激する最新の技術です。磁気刺激の原理は、コイルを通して短い磁気パルスを発生させることにより、脳内に非侵襲的に作用し、神経細胞の活動を刺激または抑制します。この技術により、特定の脳領域に局所的に作用する新しい治療法です。

TMSは安全か?副作用は?

 

経蓋磁気刺激法(TMS)は、磁場を用いて非侵襲的に脳の特定の部位を刺激する最新の技術です。磁気刺激の原理は、コイルを通して短い磁気パルスを発生させることにより、脳内に非侵襲的に作用し、神経細胞の活動を刺激または抑制します。この技術により、特定の脳領域に局所的に作用する新しい治療法です。

TMSを受けられない人は?

 

TMSは磁気パルスを使用するので、金属を加熱したり引き寄せたりします。従って、頭部に取り除けない 金属の存在や、心臓ペースメーカーなどの医療機器を装着された方はTMSを受けることができません

TMSと他の薬との関係は?

 

TMSを受ける際には、薬の変更が必要になることもあります。TMSの効果に影響を及ぼす可能性がある薬を使っている場合、安全を確認するために現在の薬物療法を評価し、治療結果を最適化するために調整が必要になることがあります。なお、心療内科や精神科にて向精神薬を処方されている方は、当院の医師と相談してください。

TMSの治療時間やその期間は?  

    

初回は30分ほどかかりますが、2回目以降は20分ほどで終わります。治療期間は治療プロトコールにより変化しますが、できれば週2回以上、合計10回以上、通常は20回程度です。

TMSの費用は?   

 

TMS治療には保険が適用されません。一般的に費用の総額は40万円から100万円程度となっています​​。当院では、治療を受けやすく継続しやすいように、10回のセッションを1クールとし、その料金を10万としています。